生きていれば良いことがある
そりゃあまあ、あるだろう。
この先良いことが1回でも起これば勝ち というゲームをやっているならそれでもいいかもしれない。あなたは勝者となる。
だが実際そんなことはないし、それは望んでいるものではない。
人生において人は"つらみ"という継続ダメージを受け続けることになる。ダメージのソースはさまざまで、人によってその大きさは変わる。
よく聞く「つらいのは君だけじゃないよ」という言葉は"つらみ"のDoTダメージは全員に付与されているよ!ということである。
※DoTとはDamage over TimeまたはDamage on Timeの事でようは時間ごとに受ける持続ダメージのことである ポケモンで言う「どく」とか「やけど」
ちなみにこのDoTダメージは解除することができない。
反対に"うれしみ"という回復方法がある。こちらは継続的なものではないが、"つらみ"で受けたダメージを回復させる効果がある。もしくは、"つらみ"でどの程度ダメージを受けているか認識させなくする効果がある。(こちらはあまり健康的な物ではないことが多い)
良いことがあるの"良いこと"とはこれのことだ。
例え
お腹は生きている限り減り続ける。
空腹が一定値を下回ると死ぬ(ことがある)
そこで食事をとる。
空腹は一時的に満たされるが時間が経つとまたお腹が減る。
しかし、人生において1度だけご飯を食べれば良いというわけではなく、継続的に食べ続けなければならない。
つまり"つらみ"にどうにかして打ち勝つためには、継続的に良いことが起こらなければならない。起こった方がいい。
例えで使った空腹には満腹というキャパシティーの上限があるが、"うれしみ"にはないので、一生分のつらみをひっくり返せるならそれでも良い…かも…しれない…?
(しかしそのすべてをひっくり返せるうれしみが起こったとしても、その頂点から比較してじわじわ下がっていたら人によっては不幸と感じてしまうのかもしれないのでよくわからない……)
自分が感じている現状はこうだ
良いことが起こらないわけではないし、良いことが1つもないから困っているわけではない。
良いことのしきい値をものすごく下げればご飯が温かい、味がする、風呂が温かい、屋根がある などなど、良いことにはキリがない(良いこととして感じ取れるかはまた別だけど)
そのため下落のグラフはギザギザしている、直線でドッと落ちているわけではない。
しかし、つらみの継続ダメージを上回ることはない。事情は割愛させてもらうが、基本的には下に下り続けている。少なくとも私は。
ではどうしたいか?
理想を言えば右肩上がりのグラフになるのが好ましい。しかし、たまに嫌なことはあるけど、毎日が楽しくてサイコー!って人はあまりいないんじゃないだろうか……。
少なくとも観測可能な範囲ではあまりそういう人を見ないのでわからない。。。
せめてこう、ギザギザしながらでも横ばいの状態になりたいよね。
グラフを見せて、じゃあ来月は下か上か?って聞いた時にどっちかな~って悩めるくらいの傾斜ではあって欲しいよね。
ここ5年くらい上記のグラフが続いてるよって話だと「まあ、下でしょ…」ってなるもんね。
中には「わからないよ!奇跡が起きて上になるかもしれない!」という賭けに出る人もいるかもしれない。
はたして来月さえプラスになればそれでいいと言う人がいるのだろうか
来月プラスだった場合5億差し上げます!とか寿命があと1ヶ月だけしかありません!とか特異な条件だったらそれでもいいかもしれない。
が、少なくとも私は違うし、多くの人間はそうではない。
求めているのは継続的な回復であり、毎日の餌やりだ
昨日は食事が豪華だったから1週間ご飯無しね みたいなやつは求めていない
生きるために必要な分だけが ほし ボジ…
ボヂュヂュ…
ボ
あぢゅ
ポトト・・・